ANA国際線プレミアムエコノミーは最前列と後列、どの座席を選ぶべきか?

ANAプレミアムエコノミーシートピッチ

プレミアムエコノミー(以下、プレエコ)は供給座席数が少なく、比較的小型の機体だと2列分しか座席がないこともあります。そのうち、最前列と後列のどちらがいいのかという問題が俎上にのぼることが多く、ネット界隈では最前列派が多数を占めているようです。

今回プレエコに実際に搭乗してみたこともあり、果たしてどちらが良いのか?を考察していきたいと思います。

前列と後列の違い

公式のシートピッチ(前後列の間隔)はどちらも約97cmであり、エコノミーの約86cmと比べて10cm程度広い点は同じ。

最前列・後列の主な違いは次の4点に集約されます。(※以降、最前列のことを単に前列と書いています。)

プレミアムエコノミー前列・後列の違い
  1. 足元の広さ
  2. フットレスト
  3. 機内モニタ
  4. 収納ポケット
順番に見ていきましょう。

足元の広さ

足元の広さは前列のほうが圧倒的に広い

ANAプレミアムエコノミーシートピッチ

ANA公式より

画像はB787-10のプレエコシート。後列は約87cmのシートピッチに対し、前列は余裕の足元。おそらく身長が相当高くないと前の壁に足先が付くことはなく、思いっきり脚を伸ばせます。レッグレストと併用するとかなりラク。

後列じゃこうはいかない。

フットレスト

ANAプレミアムエコノミーフットレスト

ANA公式より

プレエコは標準でフットレスト(写真右)が付いています。が、最前列は前にシートが無いためフットレストがありません。

前述の足元の広さとトレードオフですね。

結局足元まわりは、前列でレッグレストを使って脚を伸ばす方を優先するか、後列でレッグレストとフットレストを両方駆使して脚を休めるか、の差になります。

足元の広さ至上主義の方はこの点で前列を選ぶみたいです。ただ、実際前列でレッグレストのみを利用して乗っていると脚の後ろ側(太ももの裏とふくらはぎ)だけに体重がかかり続けることになりこれが結構疲れます。寝返りのように身体の向きを変えられれば良いんですが、残念ながらプレエコはそこまで広くありません。

よって、レッグレストとフットレストを使い分けられる後列のほうが脚の疲れは少ないと思われます。

機内モニター

ANAプレミアムエコノミー機内モニター

ANA公式より

これがくせ者。

後列の機内モニターはエコノミーと同じく前の座席裏に付いていますが、前列の機内モニターは座席肘掛下のスペースからニョキッと出すタイプ。

これが結構なデメリットになる。

前列機内モニターのデメリット
  • 離着陸時はモニターが使用できない
  • 機内モニターを出さないとUSB充電ができない
  • 目線下にモニターがあるため目と肩が疲れる
  • 純粋に邪魔
  • 隣の人とモニター方向が同じ座席がある

離着陸時はモニターが使用できない

まず、離着陸時はモニターを収納しなければならず、離陸後すぐ、または着陸後ギリギリまで映画を見ることができません。「あと10分で見終わるのに」という時でも着陸準備アナウンスが来ると泣く泣くモニターを収納することに。

機内モニターを出さないとUSB充電ができない

USB充電端子がモニターに付属しているため、モニターを収納してしまうとUSB充電ができなくなります。離着陸時にできないのはもちろん、モニターを使わずに充電だけしたい場合でもわざわざモニターを出す必要があります。

目線下にモニターがあるため目と肩が疲れる

モニターが目線より下の位置にくることになるので、ずっと見ていると目と肩首が疲れてきます。しかも角度調整があまりきかない。たとえきいたとしても目線が下になるのは変わらないのです。言わば、ノートパソコンをずっと使っているようなもの

後列なら前方座席の人のリクライニング度合いで多少見やすさは変わってきますが、目線と同じ位置にモニターがあるので疲労は少なめ。

純粋に邪魔

元も子もないことを言ってしまうと、この機内モニターけっこう邪魔です。なぜかと言うと身体半分の位置を占領するため。

例えば、トイレに行きたい時にモニターを避けながら立ち上がらなければならない、USB充電しているときにケーブルが足にまとわりついてきて邪魔、など。

隣の人とモニター方向が同じ座席がある

座席によっては隣の人とモニターがお隣同士になることがあります。

ANAプレミアムエコノミー液晶モニタ位置

具体的にはこんなイメージ。三列シートだとどれか2つ(この絵だと左2席)はお隣さん同士になってしまうんです。

カップルでこれならまだいいですが、知らない隣の人と見ている映像を至近距離で共有するのはちょっとカンベンしてください、って感じ。

 

あと、デメリットには記載していませんが液晶モニターがとにかく出しづらい

理由は2つあって、「重くて固い」ということと「初心者には出し方がわからない」という点。初めて前列に搭乗した人は周りの人の様子を見ながら恐る恐る出さなきゃならない。

なんとなく見よう見まねでやったとしても固くて重いので、「あれ?これで合ってんの?」と冷や汗モノ。モニターやテーブルの出し方くらいシートポケットの案内に書いておいてよ、と思います。

機内モニターの正しい出し方

一度奥に押してカチッと音が鳴り、モニターが少し浮いてきてから出します。そのままモニターを力ずくで引っ張っても出てきませんので注意。収納時もカチッと音が鳴るまで押し込みましょう。

収納ポケット

もちろん前列にも収納ポケットはあります。

ANA最前列収納ポケット

これです。でも全然使い物になりません。

機内雑誌、保安案内、スリッパなどが搭乗時から収納されていて初期状態ですでにパンパンだから。さすがに歯ブラシやイヤホン程度なら追加で入りますが結構キツキツ。このポケット全然伸びないんですよね。

ぶっちゃけこの収納ポケットはエコノミー以下の代物だと思ってます。機内食の時に配られる250mlペットボトルも入らないんです。どこに置けというんでしょう。いや、飲み物用の小さなテーブルはあります。でもあそこに置き続けたくないんです。モニター見るのに邪魔だから。

USBでスマホを充電するとき。これも後列ならそのまま収納ポケットに突っ込んで置けば邪魔にならないんですが、前列は置いておく場所がない。困りものです。

ANAプレミアムエコノミーシートポケット

ANA公式より

ちなみにB787の場合、後列はモニター下に小物用のポケットが付いてます。こういうのが便利なんです。もちろんその下には通常の収納ポケットもあります。

メリット/デメリットのまとめ

まとめるとこうなります。

メリット デメリット
前列 ・足元が広い ・フットレストがない
・離着陸時に機内モニターが利用できない
・機内モニター収納時はUSB充電できない
・モニターの位置が悪く、邪魔
・収納ポケットが狭い
後列 ・フットレストあり
・収納ポケットが大きくたいていのものは収納可能
・前列に比べると足元は狭い

プレエコ最後列がオススメ

「最前列の悪いところはわかった。じゃあどこがオススメなんじゃい!」という声が聞こえてきそうですが、結論を言うとプレエコ最後列がオススメです。

理由は後列のメリットは享受しつつ、リクライニングを最大限まで倒すことができるから。エコノミーとは壁で隔てられていて後ろがいませんのでね。

窓側か通路側かはお好みで。

まとめ

最前列はかなり特殊な座席です。

超高身長の方や、小さな子連れで余裕のあるスペースが欲しいとかなら前列がいいと思います。

ただ平均的な日本人の身体の大きさを考えると、前列の足元の広さまでは不要かと思いますので、素直に選ぶのであれば後列をオススメします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です