AnkerからUSB-typeC対応の新しい充電器が発売されました!
その名も「Anker PowerPort Ⅲ mini」!
AnkerのコンパクトなUSB-C対応充電器と言えば「Anker PowerPort Atom PD1」が有名で一時期話題になりました。今回のものはAtom PD1と体積は大きく変わらないものの、プラグ折りたたみ対応など持ち運びを行うのにいくつか改良が行われています。
持ち運び用の決定版じゃないか、と思えるほどよく仕上がっているので詳細にレビューしていきます。
スペック
比較のために他の充電器とも比較したスペック表を載せます。
最大出力 | サイズ※ | 重さ | PD対応 | プラグ折りたたみ | その他 | |
Anker PowerPort Ⅲ mini | 30W | 51 × 44 × 28mm | 63g | ◯ | ◯ | Power IQ 3.0対応 |
Anker PowerPort Atom PD1 | 30W | 35 × 41 × 55mm | 53g | ◯ | × | 窒化ガリウム採用 |
Apple 5W USB電源アダプタ | 5W | 29 × 27 × 26mm | 25g※2 | × | × | |
Apple 18W USB-C電源アダプタ | 18W | 42 × 28 × 43mm | 61g | ◯ | × | |
Apple 61W USB-C電源アダプタ | 30W | 74 × 74 × 29mm | 約109g※2 | ◯ | ◯ |
※1 Apple純正のものは私の実測値であり、公称値ではありません。コンセントプラグ部分はサイズに含んでいません。
※2 SmCo memoryから引用。
写真で見るサイズ感
実際に写真でサイズ感を見ていきます。
Anker PowerPort Ⅲ mini
まずは、Anker PowerPort Ⅲ mini単体の写真から。
<正面>
<プラグ側>
コンセントプラグは折りたたみ可能。プラグの根元は差し込んだ時に左右にぐらつかないように羽根っぽいのがありますね。親切設計です。
<USB-C差し込み側>
PowerIQ3に対応しています。IQマークの右上にひっそりと3の文字が。
<注意書き部分>
他製品と比較
単体の写真だけだと大きさがわからないと思いますので、手持ちのApple純正5W、18W、61W充電器、Anker 24W 2ポート充電器と比較しました。
写真は左から順に「Anker PowerPortⅢ mini」「Apple 5W」「Apple 18W」「Apple 61W」「Anker 24W 2Port」となります。
<正面側>
<USB差し込み側>
<コンセントプラグ側>
<Anker同士で比較>
Anker同士で比較してみました。旧来の製品は表面がツヤのある加工がされていましたが、PowerPortⅢminiはマットな質感になっています。
Apple純正も表面にツヤがありますので、それとは少し違う質感ですね。
使用した感想
サイズ
30Wの急速充電器としては驚くほどの小ささと軽さになっています。手のひらに乗せるとピンポン球と同じような感じ。
これでMacBook Proも充電できるんです。
サイズ感はApple純正18W(iPad Pro 11インチ付属)のものより筐体自体は数mm大きいくらい。ただ、純正はプラグが折りたためないため、プラグが折りたためるAnkerの方が持ち運びサイズは小さくなります。
携帯性
携帯性は圧倒的!
MacBookPro純正の61W充電器は、重いしサイズ大きいし・・・で持ち運びに憂鬱になっていたのですが、今回のAnkerは重さで約半分、体積比で60%ダウン、と大幅な小型化となっています。
出力は61W→30Wと約半分となりますが、出先ではコンセントのある箇所で差しながら使うことが多いかと思いますので、出力の大きさはそれほど重要視されないかと。
iPadやiPhoneの充電だと30Wの高出力となりますので純正品よりも高速充電可能です。
また、先行発売されていたAnker PowerPort Atom PD1ではプラグが折りたためないことが最大の欠点になっていました。
今回はそれが解消されて携帯に最適化されています。この携帯性は他に変え難いですね。
PowerIQ3.0 充電速度
では、PowerIQ3.0の実力のほどを見ていきましょう!
iPad Pro11インチ、iPad mini(2018)、MacBook Pro 13インチ(2017)で充電速度を計測してみました。いずれも付属のApple純正充電器との比較になります。
iPad
iPad Pro11インチ、iPad mini(2018)充電速度測定結果。


Apple純正充電器比で1.5倍〜2倍のスピードで充電されるという驚異的な数値を叩き出しました。
ただ、Ankerは90%を超えたあたりからスピードが鈍化する傾向にあり、100%満充電到達時刻にはそれほど差が出ません。バッテリーの劣化を嫌ってわざとそういう制御をしているのでしょうか・・?
持ち運び用充電器として見れば、中間領域の充電速度が重要になってくるためAnkerのPowerPort mini Ⅲの方を断然オススメします!
ちなみに、iPad miniの方ではsteanumというamazonで売ってる中国製ケーブルを使用しても計測してみましたが、こちらはなんと純正よりも遅くなる結果に。
PowerIQ3.0の効果を最大限発揮するためには、充電ケーブルも重要になるということですね。
MacBook Pro 13インチ

純正は61Wの出力があるため、さすがにAnker PowerPort Ⅲ miniの方は分が悪いですね。
ただ、満充電到達時間は純正が110分、Anker PowerPort Ⅲ miniが130分となり、20分しか差が出ませんでした。
小型の充電器としては十分すぎるほどの性能を持っていますね。
ひとつ謎なのが、MacBookProの満充電到達時間がiPadよりも早かったということ。MacBookProが一番使われていてOS側との満充電管理がうまくいっているから??でしょうか。この点はよくわかりませんでした。
まとめ
待ちに待ってたUSB-C対応の小型急速充電器が登場しました。
30Wの高出力ならMacBookProも余裕で充電できちゃいますので、外出先で作業したりする際にもサッと出して利用できますね。またiPadやiPhoneなら純正品よりも出力が高く高速充電可能です。
プラグ折りたたみ可能な小型急速充電器が3000円を切る値段で買えるんですから良い時代です。
窒化ガリウム不採用なのが唯一の残念点ですが、むしろシリコンでこのサイズを実現できているのがすごい。
個人的にはAnker PowerPort Atom PD1よりもオススメですね!
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