海外旅行者必携のモノといえば、地球の歩き方!
持っていく方が多いのではないでしょうか。
地球の歩き方には、大きく分けて「一般書籍」「電子書籍(Kindle)」が存在します。旅行に持っていくにあたってどの形態が見やすく、持ち運びやすく、コスパが高いのか。
ここでは一般書籍をさらに3つに細分化し「一般書籍(新品購入)」「一般書籍(中古購入)」「一般書籍(図書館レンタル)」と,「電子書籍(kindle)」の4つで比べてみます。
筆者はどの形態でも海外に持っていった事がありますが、これがベストだ!とはなかなか言い切れませんので良く考えた上で決めてください。
でも、電子版だけは選ぶべきではないと言っておきましょう。
書籍版と電子版、それぞれのメリットとデメリット
では早速、上で述べた「一般書籍(新品購入)」「一般書籍(中古購入)」「一般書籍(図書館レンタル)」「電子書籍(kindle)」の4つの形態についてメリットとデメリットを整理していきます。
一般書籍(新品購入)
新品で書籍を購入する方法。最も一般的な方法だと思います。
メリット
書籍版共通のメリットとして一番大きいのが「検索性が高い」ことにあります。ページをパラパラとめくれますので目的の地域・場所のページが探しやすいです。これ、かなり重要です。
新品特有のメリットは、得体の知れない他人が使った形跡もなく、やはり新品を持つことの気分の高揚があると思います。地図やページが変に折れ曲がっている心配もありません。この点が気になる方は新品一択です。
海外旅行に行った後、記念に本を取っておきたい場合にもぴったり。
中古で売れば、状態が良いもので半額、こなれ感があるもので1/4〜1/3くらいが買取相場です。旅行後に売る場合は実質1200円程度で使えることになります。
デメリット
どの書籍も定価2,000円前後かかります。
旅行準備、旅行先で使った後は使わなくなるものに2,000円をかけるのは少々高い。(内容に2000円の価値が無いと言っているわけでは無いです、実使用時間に対するコスパがイマイチっていう意味)
初期投資が高いことが最大のデメリット。
一般書籍(中古購入)
中古書店で購入する方法です。安くて手間がありません。
メリット
検索性が高いことは書籍版共通のメリット。
中古の書籍版特有のメリットは、少々安く手に入ることです。年度の最新刊で定価よりも300円程度安く購入できます。2〜3年落ちのものだと半額程度で買えることも。
また、元からボロいと旅行先で雑に扱っても気になりません。そのまま捨てて帰ってくることも。
デメリット
最新刊で状態が綺麗なものは、ほぼ定価と変わらない値段になります。
中古書店が近くにない環境だと買うのも、旅行後に売るのも結構面倒。
一般書籍(図書館レンタル)
見逃されがちな図書館。主要観光地のものであれば結構揃っていることが多いです。
メリット
無料であること。これに尽きます。
デメリット
返却期限があり、それまでに旅行を終えて返却しないといけない。
人気があるらしく特に最新刊は貸出中が多い。予約を入れても狙った期間(ちょうど旅行と重なる期間)に借りられるとは限らない。
公共のものなので旅行先等で汚したり折り曲げたりしないように結構気を使う。近くに図書館が無いと貸出・返却手続きで図書館まで行くのが面倒。
電子書籍版(kindle)
最近、kindleでも発刊される巻が増えてきました。
メリット
元から旅行先にタブレットを持っていく予定の場合、荷物を減らせる。
デメリット
文章が、写真・文字含めて画像のような形式で提供されているため文字検索できない。(イメージとしては、スキャナで読み込んだものをそのまま提供している。)そのため、著しく閲覧性・検索性が悪い。
旅先で「昼食どこがいいっけ?」「時間余ったから他に見所調べたい」と思って調べようとしても、一枚一枚ページ送りをするか、スライドバーで探すしかない。時間かかります。
また、見開きで提供されている地図なども分割されてしまっているため非常に見づらい欠点があります。

こちらの地図も書籍では見開きで提供されているものです
価格もほぼ定価です。
メリットとデメリットをまとめてみる
4つの形態のメリット、デメリットをまとめてみます。それぞれ一長一短ありますね。
メリット | デメリット | ||
書籍版 | 共通 | 検索性が良い、閲覧しやすい | 荷物が増える |
新品 | 本が綺麗、丁寧に使えば売却相場が高い | 定価 | |
中古 | 価格が安め、雑に扱える | 最新刊は定価とほぼ値段変わらない | |
図書館 | 無料 | 返却期限、貸出期間に注意が必要 | |
電子書籍版 | タブレットに集約すれば荷物が減らせる | 検索性、閲覧性が悪い。ほぼ定価。 |
結局、書籍版・電子書籍版どれがオススメか

結局、どれがオススメか。結構難しい問題だと思います。
1つ言えることは電子書籍版だけは辞めておいたほうが良いと言えます。
旅行先で目的のページが探しづらいのは致命的です。地球の歩き方のようなガイドブックはページを行ったり来たりする事が多く、パラパラとめくれないと本当に不便。
せめて文字検索機能でもあれば良いのですがそれも無い。「デジタル化する意味あるこれ?」と思わざるを得ない。本当、なんでこんな中途半端なもの出したんでしょうか。
値段は本よりもkindle版で100円程度安いですが雀の涙。ほぼ定価です。しかも定価で買ったら、中古で売却もできないし、保管して誰かに貸してあげることもできない。
荷物が減る以外に全くメリットが無いです。よほど荷物を減らしたい方以外は悪いことは言わないので、実物の本にしましょう。
残りの書籍のうち、新品・中古・図書館レンタルの3つはお好みで選んでいいと思います。
ピカピカの本が良い方は新品を、安めに仕上げたい方は中古を、無料にしたい場合は図書館を選べば良いと思います。
中古を選ぶ場合は思い切って年式が古くてボロいものを安く買い、現地でそのまま捨ててくるというやり方がオススメです。観光地の該当箇所だけを破って出かけるということもでき、荷物が劇的に軽くなります。
ただし、観光場所の開館時間や催し物の期間などが年度で変わっている可能性があるので、ある程度自力で海外webサイトを見て調べられる方であれば、です。
そうでなければ素直に新品の最新刊を買って、丁寧に使って中古で売却、という方法がオススメです。
図書館でレンタルする方法は、近くに図書館が無いと不便なことと、貸出期間を旅行日程に合わせることが困難なことに注意が必要です。しかも「旅行日程を考える時」「旅行に行く時」の2回借りる必要があります。無料の代償ですね。
図書館が近場にある、webで予約できるなど図書館環境に恵まれている方は使ってみてもいいでしょう。
私はというと、図書館で借りるか、新品で買って売却する派です。気分やタイミングで使い分けしています。
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