iPad(第6世代)を持っていたのですが、最近iPadPro9.7インチに買い替えました。
FaceIDを搭載したiPadPro11インチとiPadPro12.9インチが発売している中、なぜあえて初代iPadPro9.7インチを購入したのかについてレビューします。
iPad(第6世代)の唯一の不満点
iPad(第6世代)はApple Pencil対応にも関わらず37800円というリーズナブルな価格で売られています。
Touch IDにも対応し、動作はいたって軽快。普通に使う分には全く不満点が見当たらない名機です。
おそらく数年間は余裕で使えてしまいます。
そう、今までのiPadの延長線上で普通に使う分には問題ないのです。
私が感じた唯一かつ最大の不満点が
Apple Pencilの書き味が悪い!
ということです。
書き味というとペンのなめらかさや滑りのよさと誤解されてしまいますが、私が不満に思っていたのは、ディスプレイとペン先の接触位置が遠いことです。
写真が上手く撮れないため伝えづらいのですが、ペン先と液晶の描画される位置に差があるんですね。
下手な絵ですが、こんな感じ。

iPadProではペン先と液晶の描画位置がほぼピタリとくっついています。
この差が何をもたらすかというと、細かな文字を書いたり、絵描きで細部を描画するときの書きやすさに圧倒的な差が出てきます。
アップルストアなどの店頭で大きく落書きした程度では気付きにくいのですが、ここが最大の欠点ですね。
店頭で試してみる際は、この点をよく注意してみて見てください。
正直、普段のメモをとるようなレベルの使い方でも、iPadでは難しいと感じています。
「Apple Pencilはオマケ。ちょっと使えればいい。」という方以外であれば私はiPadProをおすすめします。
なぜ最新型ではなくてiPadPro9.7インチを買ったか
iPadProの型式によるスペックの違いは、wikipediaを参照いただければと思いますが、初代iPadPro9.7インチからの差をものすごくざっくりまとめるとこんな感じ。
第2代iPadPro | 10.5インチに大画面化、120Hzリフレッシュレート対応 |
第3代iPadPro | FaceID対応(Touch ID廃止)、第二世代Apple Pencil対応、11/12.9インチに大画面化、USB-C対応 |
Face ID対応となった第三世代iPadPro(現行機)は、ものすごい進化を遂げました。
A12X Bionicコアを搭載し、ほとんどのノートパソコンよりも早いというバケモノ級の性能も持ち合わせています。
私も購入を検討し、実際にアップルストアで見てきましたが、Apple Pencilが本体に磁石でくっつくようになり、よりiPadと一体感が出てきたこと、全画面ディスプレイとなったことからやはり没入感が違いました。
ただ、購入にまでは踏み切れませんでした。
理由は、
・Face ID対応により、画面下部に邪魔なマークが出るようになった
・画面を起動するときに必ずスワイプ操作が必要
・画面のアスペクト比が変わったことによるアプリ側の対応がまだまだ
・11インチですらでかい
というところです。
一番大きな理由は最後に書いた11インチという大画面になったことです。
私は、よく寝転がってiPadで雑誌を見たりするのですが、画面サイズが11インチにも達してしまうと逆に見づらくなってしまうデメリットがあるため最新のiPadProは選択肢から真っ先に除外しました。
iPhoneや他のスマホもそうですが、「画面を大きくしておけばOK」という風潮はいい加減やめてほしいところです。
さて、残る選択肢は第二世代10.5インチiPadProです。これも上記とほぼ同じ理由で、
・60Hzリフレッシュレートと120Hzリフレッシュレートの違いがほぼ感じられない
ということで、最終的にiPadPro9.7インチを購入しました。
整備済iPadPro9.7インチを買った
第三世代iPadProの発売で初代iPadPro9.7インチはディスコンされてしまいましたので、今は新品で買えなくなってしまいました。
買うにはほぼ中古しか選択肢がありませんが、Appleには「整備済製品」というものがあり、工場でリフレッシュされてほぼ新品同様になったものが売られているためそれを購入しました。(1年間の保証付!)
お値段はiPadPro9.7インチ32GBで約5万円(2018年12月現在)です。
中古価格は4万円程度なので、保証があること、ほぼ新品同様ということを考えるとかなりコスパが高いと思います。
ペンシルの機能をフルに活かしたい、なるべく安く済ませたいという方には9.7インチiPadProがおすすめです。
おまけ
iPad(第六世代)とiPadPro9.7インチは、見た目も大きさもほぼ同じ。
唯一違う点が厚さです。
iPadが7.5mmに対し、iPadProは6.1mmとなり、1.4mmの差があります。

大した違いはないだろうと思っていたのですが、いざ実物が届いて持ってみると「薄っ!!」と驚くほど違いがありました。
これは嬉しい誤算でした。
厚さが変わりましたのでケースも買い替えました。

iPadで使っていたのが「DTTO 新しい iPad 9.7 2018/2017 兼用ケース」(写真下)というものです。amazonで売ってます。
一方、iPadProで新しく購入したのが「JEDirect iPad Pro 9.7 ケース」(写真上)というものです。これもamazonで売ってます。
三つ折りの似たようなカバーですが、少し違いがありました。
DTTOは本体背面側に固定する方のカバーが柔らかく、落下させた場合などの衝撃吸収性能がよさそうです。
逆にJEDirectの方は、本体背面側カバーが硬く、DTTOほど衝撃吸収性はなさそうです。

DTTOケースは反ります
ただ、触った感触はJEDirectのほうが滑らかで高級感がありました。
どちらに重きを置くかで決めて良さそうです。
私はあまりモノを落としたりしないタイプなので、普段の手触りが良いJEDirectで正解だったかな、と思っています。
Apple Pencilをガシガシ使う方は二つ指グローブの購入もおすすめします。
手のひらの横をディスプレイに付けても指紋がつくことが無く非常に快適ですよ。

<2019.4.13追記>
iPad Pro 9.7インチからiPad mini 5へ買い替えました!
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