半年ほど前に財布を買い替えました。
購入した財布はラルコバレーノ(L'arcobaleno)の「三つ折りミニウォレット」。
とにかくコンパクトな財布を求めて購入した次第ですが、使い始めるといくつか問題点が浮かび上がってきました。
使用実感として、良い点・悪い点含めてレビューしたいと思います。
なぜコンパクト財布なのか
メイン決済手段が「現金」から「カード+ApplePay」になってきたため、財布に求める現金の収納力はだんだんと不要になってきた昨今。
コンパクトな財布へ移行するべく、財布の中の断捨離を行うことに。
カード類の整理
最低限持ち歩きたいカードとして、キャッシュカード、クレジットカード、免許証、保険証の4枚に絞りました。
suicaは定期入れに入れてあるので財布へ入れるニーズは無し。
クレカは今までVISAとJCBの2枚を持ち歩いていたのですが、メインのVISA1枚だけ持ち歩くことにしました。
よくよく考えるとクレカが使える店でVISAが使えなかったことなんてないので、2枚持っていても意味なんかないのです。
幸い、ポイントカードをむやみに作らないタイプの人間なのでカードの断捨離は楽勝でした。
「特定の店に通い続けて数%の還元を受ける代償として、財布が肥大化すること」と「還元は受けられないけど財布がスリムなまま」を比較すると、圧倒的に後者が楽です。
ビックやヨドバシみたいに10%程度も還元があれば別ですけどね。そういうところはアプリでポイントカードを持つようにしています。
現金(小銭と紙幣)
「早くどこでもクレカかFelica使えるようにしてくれよ」と思いつつも、日本は現金大国。
チェーン飲食店ですら現金しか受け付けないところが多いのでまだまだ現金は必要です。
急な飲み会の誘いなんかにも対応できるように、手持ちとして最低持っておきたい現金は、一万円程度でしょう。ワリカンにも現金は必要ですもんね。
そうなると紙幣で10枚程度、小銭15枚程度の容量が必要。
というわけで、財布に最低限の収納力として求めるものは、
・カード:4枚(キャッシュカード、クレジットカード、免許証、保険証)
・現金:紙幣10枚程度
・小銭:最大15枚程度
といったところ。
この条件を満たし、かつコンパクトな財布をネット・東急ハンズ・百貨店などを回って探した結果、ラルコバレーノの三つ折りウォレットを購入することに決定。
ラルコバレーノって?
「ラルコバレーノ」というブランドはお聞きしたことのない方も多いと思います。私も偶然見つけるまで知りませんでした。
会社の概要と特徴
- 2008年に創業。
- “All Made In Italy”をコンセプトにしたイタリアのレザー小物ブランド。
- イタリア国内でデザインし、良質なイタリア製素材を使って、革のカッティングから加工など、すべてイタリア国内で行っている。
- イタリアを拠点に活動をするデザイナーと、大手イタリアブランドの製品を手掛けるファクトリーのコラボレーション。主に財布や小銭入れを製造。
- 創業者でデザイナーは森川正大さん。
日本人がイタリアでブランドを立ち上げ、Made In Italyで作っているブランドになります。
イタリア製なんですけど、日本製と言ってもいいようなよくわからない感じのブランドですね。でも、もちろん品物はしっかりした作りをしています。
「三つ折りミニウォレット」レビュー
ではラルコバレーノ の「三つ折りミニウォレット」のレビューを。
写真は公式にも豊富にありますが、参考に載せておきます。
「正面から」

「横から」

「開いたところ」

「カード収納口」

「小銭入れ」

「小銭入れ部分のロゴ?」

良い点
- 手に平にしっかりと握れるコンパクトさ
- 小銭入れが大きく開く
何よりもコンパクトです。
今まで二つ折りの財布を使っていたのですが、それに比べると圧倒的にコンパクトで手に持って持ち運びしやすい。
あと、小銭入れが大きく開いて見渡せるため、無駄に一円玉がたまってしまうこともなくなりました。
自販機でコーヒーやジュース買うとき、レジでサッと小銭を出すとき、非常に便利です。
悪い点
- お札を15枚以上入れるとボタンが閉まりづらい。
- 小銭を30枚以上入れるとボタンが閉まりづらい。
- お札と小銭が多くなってしまった時、高さが相当出てしまいコンパクトさに欠ける。
- カード3枚が限界。
- お札が三つ折りになってしまうのが意外と不便。
お会計の都合上、どうしても小銭が増えてしまったり、紙幣を準備しておかないといけない場面が出てきます。
そんな時、ボタンが閉まりづらくなってしまいます。正確に言うと閉まるのですが、ちょっと苦しい感じ。
特に紙幣のほうはボタンが一つだけで閉まっているので、無理するとカバンの中で勝手に開いていることがあります。
具体的に紙幣を入れた状態の写真をお見せします。
「紙幣0枚」

「紙幣5枚」

「紙幣10枚」

「紙幣15枚」

「紙幣20枚」

紙幣5枚程度ならコンパクトさを維持できます。
それ以降は、
10枚で「でかくね・・・?」
15枚で「あかん、でかい」
20枚で「もう無理はち切れるううぅ!!」
てな感じ。
20枚入れた状態だと、実際そのまま置いておくとボタンがポーンと外れます。
15枚以上入れることなんてそうそう無いですが、10枚でほぼパンパンになるのは結構厳しい。
一方、カードの枚数は3枚が限界なので、保険証を削って、キャッシュカード・クレジットカード・免許証の計3枚に。
カードポケットは3つありますが、それぞれに1枚収納でピッタリな設計なので2枚入れるのは無理です。
いつもは3枚でも問題ないのですが、難点なのは例えば旅行に行く時に保険証を持っていきたい、買い物に行く時にあの店のポイントカードを持っていきたい、となった時にもう入れるスペースが無いんですよ。
紙幣も小銭もカードも、その収納スペースに全くの余力が無いというのが最大の欠点でした。
しかも無理やり入れると、カサが出てきてしまいコンパクトでなくなってしまうという。
そうなると、もはやパンツやスーツのポケットに入れることができなくなってしまいます。(三つ折りだと何も入っていない状態でもポケットに入れるのは厳しいですが。)
また、三つ折り財布は「紙幣も三つ折りになってしまう」という欠点があります。
これ大した問題じゃないと思っていたのですが、意外にも不便でした。
1つ目は人に渡すとき。
三つ折りになってしまっているのが申し訳ないので、折り目を直してから渡す必要がありました。結構手間。
2つ目は券売機を利用するとき。
食券を買うときや、自動販売機で飲み物を買うとき、紙幣を入れることがありますが、これが三つ折りの折り目が付いているとかなり入れづらいです。想定外。
そんなわけで、三つ折り財布を常用するのはちょっと厳しいと感じた次第です。
まとめ
一言で言うと、「思ったよりコンパクトにならなかった。」
これに尽きます。
そういう設計になっていないので当然なんでしょうけど、想像以上に収納力に弾力性がなかったので使いづらかったですね。
どれだけ自分が紙幣も小銭も少なめにすると意気込んでいても、増えるときは増えてしまいますから。(飲み会の幹事をやった時とか)
なんか悪い点ばかり書いてしまいましたが、財布自体は革・縫製・フチの仕上がりなどとても良い物です。
普段から三つ折り財布を使っていて買い替える財布を探している方や、ミニマリストにはおすすめかと思います。
今回は私には合わなかったかな、と思いました。
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