Nikon「Z 50」とSONY「α6400」を徹底比較!実際の使用感を含めてレビューします!

Z50α6400

NikonのZマウント初となるAPS-Cミラーレス機「Z 50」が2019年11月に発売されました。

本記事では、Nikonの「Z50」とSONY「α6400」を比較していきます!NikonZ50とSONYα6x00系と迷っている方は参考にしてみてください。

スペック面と交換レンズの豊富さで優秀なSONYα6400か?

使い勝手とキットレンズの描写で優れるNikonZ50か?

徹底比較していきます!!

注意事項

NikonZ50の競合機種は値段・スペックを考慮するとα6400になります。差がわかりやすいよう記載しているつもりですが、写真比較などは筆者所有のα6500と行いますのでご留意ください。

NikonZ50レビュー

Nikon「Z 50」購入レビュー!大きさや質感・機能性など徹底解説!

2019年12月5日

スペック

まずはスペック面の違いから見ていきましょう。

Z50α6400スペック比較表

価格帯はニコンダイレクト、ソニーストアのもの(2019年11月24日現在)。α6500は発売時価格。
黄色で塗りつぶしている箇所は主な違いがあるところ。

重量

重量は400g程度でほぼ同じ。α6400と比較すると50g程度重くなっていますが、この50gの違いが感じられるかというとあまり感じられないと思います。

APS-C機種を買う人は携帯性重視の方だと思いますが、結局どんなレンズを付けるかによるため本体重量はあまり気にする必要はありませんね。

レンズマウント

当たり前ですがマウントが違います。Z50はZマウントSONYα系はEマウントを採用していて相互にレンズの互換性はありません。

マウントアダプターを付ければ、違うマウントのレンズを付けることが可能ですが、Exif情報の書き込みができなかったり、オートフォーカスが効かなかったり色々弊害があるので上級者以外は基本相互に使えないと思って問題ないです。

キットレンズ以外を購入しようと考えた場合、Eマウントは交換用レンズが豊富に用意されていてステップアップが可能になっている一方、Zマウントはキットレンズ以外にAPS-C用交換レンズのラインナップがありません。

有効画素数

Z50が2,088万画素、α6400が2,420万画素。α6400の方が「有効画素数が多い」=「解像度が高い」撮影が可能です。

一方、Z50は有効画素数が少ない反面、常用ISO感度が51200まで(α系は32000まで)と高感度撮影に向いたセンサチューニングを行っています。

1000万画素もあれば4Kモニタに映す際も余裕で対応できるので、画素数の差は微々たる差(というか人間の目には違いがわからない)。それよりも高感度チューニングを行ってるZ50の方がありがたいですね。

手ぶれ補正

Z50とα6400ともにボディ内手ぶれ補正なし

Z50もα6400もキットレンズのレンズ内手ブレ補正には対応しているので実用上は問題ありませんが、キットレンズ以外を購入する場合は要注意です。

フォーカスポイント

フォーカスポイントはα6400の方が圧倒的にポイント数が多くなっています。これはSONY機が得意とするところですね。

実用上違いがあるかというと微妙な気もするものの、α6400はこの点優れています。

また、瞳AFは両機種対応していますが、α6400は動物の瞳AFにも対応。ペットを飼っていて動物の撮影機会が多い方はαの方がいいですね。

アンチダスト機能

Z50に機能はなく、α6400には搭載されています。

Nikonの考えとして、Z50には当面キットレンズ以外出ないから搭載しなくていいや、ということなのか、自分で掃除しろということなのか。無いよりはあった方がいいですね。

液晶モニター

Z50は3.2型、α6400は3.0型の液晶モニターを採用。わずか0.2型の違いであるものの、見比べてみるとその差は結構大きい。

いずれもタッチパネル採用ですが、SONY機はタッチパネルでメニュー操作などができない点がマイナスポイント。

詳細は後述します。

バッテリー寿命

α6400機の方が撮影可能枚数が多くなってます。

α6500使用時、1日で500枚近く撮影したことがありますがバッテリー持ちましたね。通常のストリートスナップで撮影する程度だとZ50でもαでも一日余裕でバッテリー持つと思います。

ボディ比較

ここからは実機の詳細を見ていきます。

レンズ側

Z50α6400レンズ側

ボタンの配置など似ている部分が多いですね。正面から見える大きな違いは2つあります。

EVFの位置

まずはEVF(電子ファインダー)の位置。Z50はレンズ上部の光軸上にEVFがあるのに対し、αはボディ左端(写真では右端)のずれた位置にEVFを配置しています。カメラであることを追求したZ50と、徹底したコンパクト化を目指したα系との差別化ですね。ここは好みがわかれるところ。

コマンドダイヤルの数

撮影モードダイヤルの横にコマンドダイヤルが配置されているのは同じですが、Z50には電源ボタンの前側にもう1つコマンドダイヤルが搭載されています。Autoモード以外で撮影する場合、撮影設定を素早く変更できる点でZ50の方が使いやすいです。

上面

Z50α6400上側

EVFの張り出し

Z50の方は「これはカメラだぞ!!」と言わんばかりの主張してます。ぶっちゃけ「これ出っ張り過ぎじゃ・・・?」と思いましたが実際撮影してみるとこれが快適だこと。没入感がすごい。ストラップでたすき掛けにした際にもEVF部分がうざいことも一切なく問題ありませんでした。

α6400の方はコンパクトな反面、アイカップをしていてもまつ毛が当たって結構汚れます。小型化とのトレードオフですね。

グリップ

グリップはZ50の方が張り出しています。もうこれがZ50の特徴と言ってもいいくらい。APS-Cミラーレス機でここまで握り心地のいい機種は他にないと思います。4本指でガシッとホールドできる感覚が使う人のことを考えてるなーと感心。

αはコンパクトさを追求したAPS-C機によくある握り心地ですね。

結局レンズを付けるとグリップよりもレンズが張り出してしまうことを考えると、グリップを薄くすることに特にメリットなんかなくて、間違いなくZ50の方が優れていると思います。

露出補正ボタン、ISOボタン

Z50には、撮影時に操作することの多い露出補正とISO感度を操作するボタンが用意されています。これが本当に使いやすい。ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回して露出・ISOの修正を行います。

一方、αだと液晶側にあるボタンを操作する感じになります。

フラッシュ

Z50α6400フラッシュ

Z50はNikonロゴの部分がパカッと開いてフラッシュに。ガンダム感があって面白い仕組み。(ガンダム知らないけど)

αは中央部分が電車のパンタグラフみたいに開きます。これも面白い。

液晶側

液晶画面

Z50α6400液晶側

大きさは0.2インチほどZ50の方が大きくなっています。

Z50α6400液晶

実際に液晶を映してみました。0.2インチですが、思った以上に大きさに差を感じます。

Z50α6400液晶角度上側 Z50α6400液晶角度下側

調整可能角度はこんな感じ。(注:写真はα6500との比較)

α6100,6400,6600だと上向きに180度開きますので一応自撮りも可能。ただ、レンズより上に液晶があるとタッチしてフォーカスを合わせるのが難しく、合わせたとしても手が写り込んでしまう可能性が高いので注意が必要。

タッチパネル

Z50はメニュー画面の操作、撮影時の設定変更などほとんどの項目がタッチ操作可能です。

Z50絞り優先撮影画面

画像は絞り優先モードで撮影の場合。下方の四角で囲まれたエリアにある絞り(F4)、ISO感度(125)がタッチパネル上で操作可能です。

αはタッチパネル対応とはなっていますが、メニュー画面の操作、撮影時の設定変更などほぼ全てボタンで行うことになります。タッチパネルの使用機会はEVF使用時のフォーカスポイント移動くらいですね。

MENUボタンなど

右側のMENU関係のボタンはZ50の方が洗練されてます。αは何かごちゃごちゃしている・・。慣れればαも使いやすかったりするんだろうか、私は慣れなかったです。

左側(インターフェース部)

Z50α6400端子側

これと言って差はありません。

αの方が端子の蓋が開けやすくて強度がありそう。Z50は1箇所で留めているだけなのでねじれ切れそうで不安になります。

ちなみにα6400もZ50もこのご時世に未だにUSBはMicro-B端子になります。なぜtype-Cにしないのか、意味がわからない。

機能比較

撮影の機能面自体はどちらの機種もほぼ同じ

ただ、やはり細部に少し違いが出てくるのでその部分を紹介していきます。

スマホ連携

NikonSnapBridge

Z50ではNikonの「SnapBridge」アプリを通してBluetooth(またはWiFi)連携します。このアプリがなかなか優秀で、未転送の写真だけを自動的に抽出してスマホに転送してくれます。つまり、常時連携しておくと撮影の都度写真が転送されます。バッテリーが心配な場合は、常時連携を切っておくことで、ひととおり撮影を終えた後にスマホ連携することも可能。この場合も前回転送済の続きから自動転送を始めてくれます。

ただ、上記の連携だと解像度が2Mピクセル(いわゆるHD解像度)に固定されてしまうのが難点。iPhone6Sですら8Mピクセルの解像度がある時代に、2Mピクセルだとかなり解像度が低い部類ですね。ただ、LINEでの共有やSNSへのアップなどが目的であれば、この機能で十分便利に利用できます。どちらにしろアップ時に解像度が落とされてしまうので。

なお、WiFiモードで繋げば解像度を維持して転送可能です。

SONY Imagind Edge

一方、αはSONYの「Imaging Edge Mobile」アプリを利用してWiFi連携します。「スマートフォンシンク」というカメラ内蔵アプリを使用すればNikonと同様の機能が実現できるようです。

手持ちのα6500は上記アプリ非対応なので詳細にはお伝えできませんが、他サイトの評価によれば若干クセのある仕様ぽいので注意が必要です。

なお、α6500の時は「画像を選択して転送」か「その日撮影した画像全て」という選び方でした。SONYの場合、WiFi連携というのがクセ者で、普通にポケットWiFiなどでインターネット回線に繋いでいる時は利用できませんし、再接続する際も自動接続されず再度設定が必要というひどい仕様だったため、α機のスマホ連携は使いづらいという印象しかありません。

再生画面

Z50はタッチパネルに完全対応しているため、スマホと同じように操作可能。具体的には、フリックすれば次の画像へ、ピンチアウトすれば拡大、ダブルタップで最大拡大といった具合です。

一方、αはカタログ上はタッチパネル対応と謳いながらもZ50のような直感的操作はできず、全てカメラ右側のボタンで操作します。

水準器

Z50には水準器が搭載されていますので、構造物や風景など撮影する際、水平位置を保って撮影できます。

Z50水準器

Z50と同価格帯であるα6400には水準器が搭載されていません。(α6400にも水準器が搭載されているようです!ご指摘いただきありがとうございます。)

シャッター音

最後にマニアックな部分としてシャッター音をご紹介します。

マニアックと言っても撮影を楽しく演出する重要な部分!

↓Z50のシャッター音です。昔ながらの(?)カシャ!カシャ!という小気味いい音が鳴ります。

 

↓α6500のシャッター音です。たぶんα6400も同じだと思います。こちらはピシュ!ピシュ!という刺すような音が鳴ります。

 

まとめ

Z50,α6400のそれぞれ優劣表です。

Z50α6400優劣表

公式スペックで見える部分はα6400の方が優っていますが、実際に手にとってみた感じはZ50のほうが使い勝手を含めて総合的に優れていると感じましたね。これは本当に手にとって触ってみないとわからない部分であります。

まとめるとZ50、α6400はそれぞれこんな人にオススメです。

Z50を選ぶべき人
  • 初めてで使いやすい機種を求めている
  • 当面はキットレンズだけで問題ない
  • スマホとの連携を重視している
α6400を選ぶべき人
  • 本体は徹底してコンパクトなほうがいい
  • キットレンズは不要 or それなりの映りでいい
  • 単焦点レンズなどをすぐに使用したい

Z50はキットレンズ以外のAPS-C(DX)レンズが発売時点で全くないという最大の欠点を抱えていますので、明るい単焦点レンズが欲しい人はα機を選ぶべきだと思います。

ただ、Z50のキットレンズは決して明るいレンズでないにも関わらず、コンパクトで描写性能が非常に優れているのが特徴。キットレンズと合わせたシステム全体として評価するとZ50は非常に優れた機種ですね。

私はZ50の方をオススメします!!

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