只見川の水力発電所を巡る旅〜六十里越峠の絶景と豪雨災害の爪痕〜

只見ダム石碑

前回のOkky(奥清津第二発電所)に引き続いて、只見川沿いのダム・水力発電所を巡っていきます。

国道252号線を新潟から福島に向かってひたすら走り、上流から田子倉発電所、只見発電所、滝発電所、本名発電所を順に巡ります。

行った時期は2011年(平成23年)の新潟・福島豪雨災害から2年が経過した2013年(平成25年)9月。JR只見線の橋梁が流された跡などが見られ、豪雨災害の凄まじさが感じられました。

二居調整池

只見川のダム・発電所巡りの旅「その2:Okky(奥清津第二発電所)」

2019年4月10日

只見川沿いダム・発電所巡りのドライブルート

ドライブルート

ドライブルートは国道252号線をひたすら走るルートです。

Okkyから本名発電所までは約140kmと距離自体はそれほどではありません。道中は整備された国道とは言え、結構な山道となりますので時間はそこそこかかります。

国道252号線のドライブ風景

国道252号線のドライブ風景は絶景の連続です。

道路は整備が行き届いていて、通行量も少なく快適そのもの。豪雪地帯らしくスノーシェードも至るところに整備されています。

六十里越峠道路

六十里越峠を越えると、眼下に只見川を含む大パノラマが開きます。

六十里越峠景色

見晴らし台のようなところには、「六十里越峠開道記念碑」が建てられていました。当時の総理大臣、田中角栄の名前も刻まれています。

六十里越峠開通記念碑

今は「いやあ、景色がいいなあ・・・」と気安く言いながら車でドライブできますが、当時ここを開通させた先人達の苦労が偲ばれますね。

少し下ると、JRのトンネルを抜けてきたJR只見線と合流。今は廃止されたJR只見線田子倉駅の駅舎跡も見られます。

旧田子倉駅駅舎

駅舎というより倉庫とでもいうような見た目です。中は木枠で閉じられていて入ることはできません。

 

国道の六十里越トンネルは全長6,359mで峠の最小区間で掘られておりますが(それでも長いです)、JR只見線の田子倉トンネルはそれよりさらに長い長大トンネルとなっています。雪の影響を最小に抑えるためでしょうか?

何kmあるか調べられなかったのですが、地図上で直線部分を見る限りは六十里越トンネルの4〜5倍はありそうです。

田子倉ダム・田子倉発電所・田子倉駅

田子倉ダム

数km下ると、いよいよ田子倉ダムに到着です!

田子倉ダム

「到着です!」と言ってみたものの、この写真以外見るべきものは無かったです。。

と思って後から調べたら「田子倉レイクビュー」なる場所があるらしく、ここからならダム堤体からダム湖を見渡せるようです。気付かず通り過ぎてしまっていました。

ダム下まで降りてしまうとダム以外マジで何も見るものがないのでご注意くださいませ。 しかもダム直下には行けず、かなり遠目からしか見えません。

只見発電所・只見湖

田子倉ダムから3kmのところには只見ダムがあるため、田子倉ダム直下からダム湖が広がります。

ダムから少し下ったところにある「石伏公園」から撮影。

石伏公園橋梁

おそらく平成23年の新潟・福島豪雨で流されてしまった橋梁の遺構です。

同じく「石伏公園」から。奥に見えるのが只見ダムの洪水吐の水門。

石伏公園から只見ダム

こちらが只見ダム。ロックフィルダムですが、草と土に覆われていて奥清津発電所の二居ダムのようにゴツゴツとした感じはありません。

只見ダム

只見発電所。落差は20mで当初は出力世界一の横軸バルブ水車だったそうです。現在は横軸プロペラ水車に取って代わっています。

只見発電所

ダムのすぐ脇には「只見展示館」があります。水車模型などが置いてあり、わかりやすく展示されていますので時間があれば寄って行きましょう。

滝発電所

只見から少し下流に行くと、滝ダム・滝発電所。

私が行った時は通行止めとなっており、停車スペースもなく見ることができませんでしたが、2019年の今なら見られると思います。(たぶん・・)

本名ダム付近

滝ダムまでが電源開発、本名ダムからは東北電力となります。

本名ダム

本名ダム

ピンク色の建屋の奥には変電設備が見えます。

水害で発電・変電設備が壊れてしまったからでしょうか。発電することなく勢いよく洪水吐から水を放流していました。

JR只見線第六只見川橋梁

写真はJR只見線の第六只見川橋梁。豪雨災害により流失しました。

第六只見川橋梁鉄鋼

川面には流された鉄鋼がそのままの状態で放置されています。

本名ダム直下には本名発電所の開閉設備。護岸は災害の影響を受けたらしく、修復工事中でした。

本名発電所開閉所

ちょうど川が湾曲している部分に建設されており、本名ダムからの流れてくる水の直撃を受けたものと思われます。

まとめ

国道252号線を巡るドライブ旅ですが、かなり弾丸行程で行ったために細部まで見ることはできませんでした。

日中いっぱい時間をかけて巡ることをオススメします!特に六十里越峠付近は絶景の連続!感動間違いなし。観光客もほとんどいない場所なのでゆったりとくつろげます。

滝・本名付近は特に豪雨災害の爪痕が残されていましたが、2013年当時、国道の復旧工事でバイパス建設工事が盛んに行われていました。今なら快適なドライブができると思います。

JR只見線も2021年度に復旧を目指しているそうで、全線開通すれば列車の旅もいいですね。

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